自動車関連の金属リサイクル

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金属資源リサイクルを徹底追及するトヨキンですが、トヨタ自動車様およびその関連企業様が主な取引先であるように「自動車」が関係した金属資源を多く取り扱っているのが特徴です。

  1. 車を「作るとき」の金属リサイクル
  2. 車を「使い終えたとき」の金属リサイクル

車を作る過程で発生する「新断屑」の加工

ボディやタイヤを覆うフェンダーなど、自動車を構成するパーツは1枚の大きな鉄板をプレス加工することで作られています。その過程で必ず発生するのが金属の端材、「新断屑」です。
トヨキンではそれらを回収して加工し、鋳造・製鋼メーカーに原料として納品しています。

主要工場

鋼板屑と亜鉛を分離する、世界初の真空プラント

鉄にさびを防ぐ機能を付加した「亜鉛メッキ鋼板」は、自動車ボディの内外板などに多く使われています。
この「亜鉛メッキ鋼板」も新断屑の一種として回収していますが、亜鉛が混ざったままでは良質な溶解原料にはならず、当初は鉄と亜鉛をどう分離するかが課題となっていました。

そんな中、トヨタ自動車様・川崎重工業様との共同開発により完成したのが「真空プラント」です。
世界初の脱亜鉛メッキ鋼板のリサイクル装置として、平成5年から本社工場で稼働しています。

この真空プラントにより、次のことを同時に叶えます。

  • 鋼板屑を良質な溶解原料に再生すること
  • 副産物として、酸化していない金属亜鉛の回収をすること

このように、新素材の登場とともにリサイクル技術も進化していく必要があります。
トヨキンは日本のモノづくりの発展と循環型社会の両立をサポートするため、より効率の良い資源の循環方法を追求しています。

使用済み自動車のリサイクル

自動車リサイクル法の施行と同時に解体業及び破砕業を取得しました。
一般金属資源市場やトヨタ系ディーラー様などから回収した使用済み自動車の適正処理をおこなっています。

前処理

フロン回収・オイル・ガソリン抜き・エアバック処理など、使用済み自動車解体における適正処理を行っています。

主要工場

自動車リサイクル法に則って順番に処理していきます。

燃料を抜き、バッテリーやタイヤを回収します。

エアバッグは車上作動にて展開、または取り外して回収を行います。

プレス処理後、堤工場で破砕・選別を行い、リサイクル資源となります。

廃LLC生物処理プラント

豊田中央研究所様、明電舎様との共同研究の実用化により、エンジン冷却水(LLC)を微生物処理するプラントの開発に成功しました。この取り組みは、愛知県や中部経済産業局などから高い評価をいただいており、2006年の愛知環境賞にて「優秀賞」を受賞するにいたりました。
このプラントは現在も藤岡工場で稼働しており、自動車リサイクルにおいて活躍しています。

破砕処理

プレス処理した自動車は、シュレッダーマシンのある工場へ運んでさらに細かく破砕加工します。

破砕後は、磁選機などにより鉄屑、非鉄金属屑、ダスト等に分別します。
鉄は製鋼メーカーに、非鉄金属屑も原料として再利用されます。シュレッダーダストは自動車メーカーを経て適切に処理されています。

主要工場

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